「暖炉の家」

南部町で農園を経営しながら、町おこしのお仕事にも情熱を注いでいらっしゃるS様。 台所や風呂場の改築をご相談いただきまして、S様から「これだけはどうしても」といただきました要望は「薪」。 今までのライフスタイルも台所(土間)の暖房や、お風呂を沸かす燃料は「薪」を使っていらっしゃいましたが、煙やススが台所に充満してしまうため、壁や天井が真っ黒くなってしまうので、 そうならないストーブや風呂釜にしたいというところから打ち合わせが始まりました。 打ち合わせを重ねるうちに、「将来的には、観光や勉強や修学旅行で農業研修に訪れる方々を受け入れ、自分たちで育てたり、収穫した野菜や果樹を自分たちで調理して食べたり等、 食育にも力を入れていきたい」というビジョンをお持ちであることも分かりました。

そこで、ご提案させていただいたのが、 ひのきの無垢床材、自然素材で体にも心にもやさしいスイス漆喰「カルクウォール」、そして薪で暖をとりながら、お湯を沸かすことはもちろん、煮込み料理やピザ、アップルパイ等、オーブンとしても使えるドイツ製の薪ストーブ。

壁材のカルクウォールは静電気の発生を抑える効果もあるので、比較的汚れにくい漆喰です。 こちらの壁材はS様自身でセルフビルドしました。 私も非力ながら手伝わせていただきましたが、役に立ったのか・・・足手まといだったのか・・・。



暗く寒々とした印象の台所。真っ白な壁と、ひのきの床のナチュラルな明るい雰囲気に、ゆらゆらと揺れる薪ストーブの炎がいやしのスパイス。


S様もセルフビルドで壁塗りに挑戦。真っ白なスイススイス漆喰「カルクウォール」。ヨーロッパの片田舎の民家をイメージしながらの壁塗りでしたが、イメージ通りになったかな?


寒々と底冷えする土間の台所から、明るい雰囲気の対面キッチンに様変わり。
料理を作るときも、あたたかい雰囲気。さぁ、今日も楽しいご飯支度。


元々お風呂も薪を燃料にしていたS様。
薪燃料でも大丈夫なタカラのユニットバスであたたかくて、お掃除もラクラク。


ところどころ床が抜け、危険な部分があった廊下も無垢ひのきの床を張って、安全であたたかみのある空間に様変わり。


    感動の火入り式。
    取り扱い説明を受け、薪ストーブを使いなれたS様も緊張の面持ちでいよいよマッチを擦ります。